介護士の雇用形態は正社員、アルバイト、契約社員、派遣などがあります。それぞれの雇用形態にはどちらもメリットとデメリットがあるので、自分に合った働き方をするのが良いでしょう。正社員はフルタイムで働き、時には残業をしなければならないなど、責任のある仕事を任されます。そのぶん、保証はしっかりしており、社会保険もあるほか、昇給やボーナスもあり収入面では安定しています。
アルバイトは時給で働くため、1日に数時間など短時間労働も可能です。午前中だけ、午後だけなど、都合の良いシフトに入ることができるので、扶養内で働けるのもメリットです。退職金やボーナス、昇進などはありませんが、残業もなく時間がきたら帰れます。社会保険や雇用保険などもない場合が多く、福利厚生は充実していませんが、自分のペースで働けるのが一番の魅力です。
契約社員・派遣は、3ヶ月や1年など定めた期間ごとに契約を更新して働きます。社会保険や雇用保険は付いていることが多いですが、必ずしも契約を更新できるわけではなく、収入が安定しないという不安もあります。ボーナスが出ることもありますが、退職金はもらえないことが多いようです。契約社員や派遣は、仕事内容や労働時間は正社員とほとんど同じでありながら、待遇が正社員よりも少し劣るというデメリットがあります。しかし、高齢化社会が進む中、介護業界は離職率を下げるために労働環境の改善が行われ、どの雇用形態においても労働環境の改善が見られます。